俺様王子?!
「え~!ズルーイ!」

「美姫ちゃん代わって!」
「龍斗君を独り占めすんな!」

など×2が聞こえてきた。もう!龍斗のバカー!
文句言われるのは、私なんだから~(泣)
やっぱ最低ーーーーーー(泣)

「ま、とにかく引いてください!」

~引き終わり~


「では、ペアが決まったので…つぎは…あ、終わりなので、皆さん、さよなら」

「バイバ~イ」

皆が帰り、私達二人が残った。


「…龍斗…よくあんな事出来るね…凄いよ…私には絶対無理だよ…ずっとニコニコして…普段は俺様なのに僕とか…」

「まーな。お前には無理だな」

「うん………あれ?私、何か忘れて…」

「あぁ?知るか。いくぞ」
「あ、うん」

私達は寮に帰った。


~寮~


「ねぇ?」

「あ?」

「実は…私お化けとか…大の苦手なの…」

「だから?」

うぅ言いたくないけど…後でからかわれるよりはいいよね?

「…泣きついても…お、置いてかないでね?」

「はぁ?!」

「お願いします!」

これだけは~!本当にお願いします(泣)

「………たく…しゃーねーなー…」

「あ、ありがとう!」

よかった~!これでたぶん大丈夫!
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