俺様王子?!




「フフ、いい子を見つけたわね龍斗」


え…?


「母さん?」


「……いいわ、そこまで言うなら認めてあげるわ。
……元々、家柄はどうでもよかったしね」


「どういう…」


「私は最初から家柄なんてどうでもいいの。
ただ、親に反対されるだけで諦めるような薄い愛なら…
って思ったのよ。でもね?あなたは違ったわ。
本当に龍斗を愛してくれてる…
それだけで…反対する理由なんてないわ。…………おめでとう。龍斗、美姫ちゃん」



お母様…


お母様…あなたが反対したのは、本当に龍斗の幸せを願っているから…

私にはちゃんとお母様の気持ちが伝わりましたよ…


ありがとうございます!



「「ありがとう!」ございます!」


本当に…ありがとうございます…




「さてと、龍斗…お前の18才の誕生日…その日に結婚式は行う。いいな?」



……結婚……

そんなところまで認めてくれたんだ…

うれしいな…………









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