俺様王子?!


「うん!龍雅のご飯が心配だったから龍斗に全部押し付けてきたの!
だからもう少しは掛かるけど、ご飯時には帰って来ると思うよ??」


そっか。


「わかった!出来たら呼んで??俺、宿題やってるから。」


「うん。わかった~♪」


部屋に帰ってから考えた。

俺は将来、父さんと母さんの跡を継ぐ。
でも、それは俺からすれば嬉しいことだ。
父さん達の職業には別に不満もないし、父さんたちのためになるなら、喜ばしいことだ!

父さんと母さんはそんな俺を喜んでくれる。

でも、夢を持つことも大事だよって言われた。

夢を持つ………か。

ある意味、俺からすれば

『父さん達と一緒に働く』

ってのが夢。
……………それだけ、父さん達を尊敬してるんだ、俺。



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