俺様王子?!
「な!」
高校生一年でその厚化粧はないでしょ。だから男にモテないんだよ。
「いい加減にしろ!」
知らない女の子が殴ろうと手をあげた。
ヤバイ!殴られる!
私はめを瞑った。
「なにやってるんですか?」
この声…
「龍斗様…」
龍斗!ん?様付けの人も居るんだ。
「僕の彼女に汚ない手で触らないでくれる?ブス」
え…もしかして…龍斗怒ってる?
微妙に裏でてる…
「う…スイマセンデシタ」
そう言った女の子は走って逃げた。
「龍斗…なんで?」
なんでここに…
「美姫の理想はピンチの時に助けてくれる人でしょ?僕は美姫の理想になるから!」
そう…なの?
「龍斗…ありがとう」
「あぁ」
私達が会話をしていると、回りにいた人たちが、
「よ!バカップル!」
え?
「うん!このカップルに勝てるカップルはいないよね!」
えぇぇぇぇ!!!!!!!
そんなこんなで私達は生徒に(一部)バカップルに認定された。
…ある意味恥ずかしいような…嬉しいような…