俺様王子?!
~屋上~
「で?何?」
「うん…実は私…見たんだよね…圭が香織意外の女の人と仲良くお茶してるの…」
…いきなり香織が見たって言うと、嘘をつくと思ったからこっちが嘘をついた。
「え…美「しっ!」」
龍斗が突っ込もうとしたけど、黙らした。
バレるじゃん!
「…見られちゃったか…」
「で?なんで?」
「…香織には言うなよ?」
あれ?私達に言うってことは…浮気じゃない?
「実はさぁ、もうすぐクリスマスだろ?だから、香織に指輪をプレゼントしたいんだけど…ただそこらへんに売ってるのだと、何か…ありきたりだから…
俺…知り合いのデザイナーに頼んでオリジナルの指輪をプレゼントするつもりなんだよ。だからあれは、デザインを決めたから渡してたんだよ」
…そうだったんだ…何かかっこいいよ…
香織…喜ぶだろーな…
でも…香織になんて言えば
「…そっか…疑ってごめんなさい…でも…もう一つ謝る事があるの」