眠れる森の醜女
「それが知りたいこと?」
こくんと頷く姫
エルダーはため息をつく
「俺のこの髪、この瞳も変ってこと?」
エルダーの髪は茶色に近いくすんだ金髪
瞳の色は明るい茶色だ
「そ、そんな変だなんて思って…」
「金の髪も沢山いるし、それ以外もランベールにはいる。ガンダー国は閉鎖された山間の国であったらしいけど、先の戦争で国土が広がったんだ、山を1つ戦争によってなくしたことにより他から流れてきた民が今のランベールに来た。金の髪はガンダー国からの民からなのか、初めて知った」
サラ姫にというよりは歴史マニアとして自分に言い聞かせているように考え込んだ様子のエルダー
サラ姫の焦りの様子など目に入っていなかった
ガタンと大きく揺れるのと同時に着いたという馬車の操者からの声が響く
先にエルダーが降り、ゆっくりとサラ姫が降りようとするが中々降りてこない
「あぁ!」
さっと手を差し出しサラ姫の手を取り紳士的に降りるのをエスコートする
「紳士的な王子様はこうするのが正解だったよな!」
ニヤっとイタズラっぽく笑うエルダーに
表情ひとつ変えずにエスコートを受けるサラ姫だった
こくんと頷く姫
エルダーはため息をつく
「俺のこの髪、この瞳も変ってこと?」
エルダーの髪は茶色に近いくすんだ金髪
瞳の色は明るい茶色だ
「そ、そんな変だなんて思って…」
「金の髪も沢山いるし、それ以外もランベールにはいる。ガンダー国は閉鎖された山間の国であったらしいけど、先の戦争で国土が広がったんだ、山を1つ戦争によってなくしたことにより他から流れてきた民が今のランベールに来た。金の髪はガンダー国からの民からなのか、初めて知った」
サラ姫にというよりは歴史マニアとして自分に言い聞かせているように考え込んだ様子のエルダー
サラ姫の焦りの様子など目に入っていなかった
ガタンと大きく揺れるのと同時に着いたという馬車の操者からの声が響く
先にエルダーが降り、ゆっくりとサラ姫が降りようとするが中々降りてこない
「あぁ!」
さっと手を差し出しサラ姫の手を取り紳士的に降りるのをエスコートする
「紳士的な王子様はこうするのが正解だったよな!」
ニヤっとイタズラっぽく笑うエルダーに
表情ひとつ変えずにエスコートを受けるサラ姫だった