眠れる森の醜女
「こんな簡単に認められるなんてな」

「反対されると思ってました。わたくしのこの顔に
120年も眠っていた化け物ですもの・・」

「化け物なんかじゃない、俺の可愛い妃だ。サラ」

熱っぽい顔で初めて名前を呼ばれ

これもでもかと顔を赤くして照れているサラ姫を

愛おしそうに見つめるエルダー王子

「愛してますわ、エルダーさま」

素直に告白をするサラ姫はそれは可愛らしい様子だった


< 25 / 26 >

この作品をシェア

pagetop