眠れる森の醜女
「えっ?」

シーラも男も同時に姫が動いたことに

気づき姫を見ると

目をゆっくりと開いていた

ぼーっと天井を見つめ

2人のほうをみる姫

「リーシャ?」

シーラを見ると

掠れた声で確かに姫が話しをしている

目覚めることのなかった

眠り姫が起きたことに

固まる2人…

「リーシャ?なんでわたくし…?」

「眠り姫、私はリーシャではなく
シーラと言います。まさか姫が目覚めるなんて こうしてお話しが出来るなんて」

シーラは感極まり涙を流している

男は黙って経緯を見ていた
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