眠れる森の醜女
姫が眠りについてから

120年という月日が流れていた

シーラはリーシャの子孫にあたり

代々眠り姫の世話をしてきていた

姫がリーシャと勘違いするくらい

シーラはリーシャに似ていた

よくよく見ると

目の色が違う

部屋も姫の知らないところ

それに知らない男が立っていることに

気付いた

姫はとっさに顔を服で隠そうとしたが

男によって

腕を掴まれ遮られた

「眠り姫、寝てるより起きてるほうがいいな」

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