初恋名簿
「あれ、寄ってかないの?」
翔太の家についたけど、づかづか歩いていく私。
「おーい、由夢??」
いつもなら翔太の家で遊んでから帰るのが日課。
でも私は、怒ってるんだ。
「由夢?なんかあった?」
心配しながら追いかけてきてくれる翔太に胸がきゅーってなった。
あー、やっぱり私、翔太好きだなぁ。
「ねぇ、私、遊園地行きたいんだけど。」
「は、?」
「遊園地!」
私って、つくづく優しい人だと思う。
「遊園地。由亜のお礼にもなるんじゃない?」
「あああああああ!それ良い!!」
うれしそうな翔太。かわいい、、
「由夢ありがと!じゃーな」
「あとでラーメンおごってね!」
もう、涙があふれて前がみえないよ。