幼なじみはトップのヤンキー!?
「どうしたの?」

微かな光が差し込む中、

にっこりと微笑む朔君の笑顔になぜか少しゾクッとする。

「あ、あの…」

「ああ、怖い?ここ暗いもんね。
っていうかふつーに怖いか。閉じ込められてるんだし?」

「え?あっ…」

急に朔君にぐいっと腕を引かれて朔君の腕の中に倒れこむ。

「あ、え、さ、朔君…!?」

「ああ、寒い?」

「え!?ちがっ…
っていうか私たち、閉じ込められたんだよね??
脱出する方法考えよっ?」

そう言って慌てて朔君から離れようとする。

けど…

ぐいっ…!!

「!?」

「…心配ないって。
10分経ったら来るだろうし」

だ、誰が…?
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