幼なじみはトップのヤンキー!?
悠真side

パタン…

結乃がいる俺の部屋を出て、階段を降りながら春樹からのメールを確認する。

(悠真ー、一応片付けたけど、あいつらに体育倉庫の修理させる?
なんか吹っ飛んでるし。
あ、結乃ちゃんの調子どう?
詳しくきいてなかったけどなんもされてない?)

そのメールに返事を打ってため息をつきながらリビングのソファに腰掛ける。

はぁ…とため息が溢れたのと同時にまだ心臓がバクバク鳴っているのがわかった。

もちろんさっきの結乃の言動のせいでもある。

けどそれより…

…高代になにもされなくてよかったという安堵感。

もしあと数分遅れてたらとか、俺がやられてたらとか、

そんなことを考えるとまた心臓が暴れ出す。
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