幼なじみはトップのヤンキー!?
けど…

「うんっ、すごくいい人だよっ!」

「そ、そっか…ならいいけど…」

そう言いながらも少し心配そうな咲ちゃん。

「本当に怖くないよっ?
あ、じゃあ春樹君待ってくれてるからまた明日ね!」

「あ、うん、じゃあね」

「バイバイ〜」

私はそう言うと咲ちゃんに手を振って

教室を後にした。


そうして靴を履き替えて校門に行き、

スマホをいじっていた

春樹君の顔を覗き込む。

「春樹君っ、お待たせしましたっ!」

そう言うとフッと顔を上げて

ニカッと笑みを見せる春樹君。

「お、結乃ちゃん。
全然待ってないからへーきへーき。
じゃあ帰ろっか」

「うんっ」
< 132 / 270 >

この作品をシェア

pagetop