幼なじみはトップのヤンキー!?
「え、えーと…
お、俺らもこれで失礼しまーす!
注文うけたまわりましたー!!」

そうして他の人も去っていった。

はる君はそんなみんなを見てため息をついて、

不意に若干顔が引きつった咲ちゃんをみる。

あ、そっか。

「はる君っ、私の親友の咲ちゃんだよっ!
咲ちゃん、はる君と会うの初めてだよね?」

そう言うとまだ顔を引きつらせながらも挨拶する咲ちゃん。

「う、うん…。
はじめまして、結乃の親友の永田咲です。
いつも"はる君"の話聞いてます」

「…ああ、こっちもよく話に聞いてる。よろしくな」

「え?話に出てます?」

「ああ。…あ、敬語はいい。
同い年だしな」


「あ、うん」

あ、咲ちゃんもう顔ひきつってない。

そう気づいてふふっと笑ってからはる君の方を向く。
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