幼なじみはトップのヤンキー!?
「美味しかったね〜!」

「うんうん。さて、次何行こっか?」

咲ちゃんとそう話しながら

パンフレットを見る。

と…

「あ、結乃ちゃーん!」

不意に私を呼ぶ声が聞こえて

パッと顔を上げる。

この声は…

「春樹君っ!」

「やっほー、来てくれてたんだな!」

「うんっ!春樹君たちのカフェに行ってきたところなの!
はる君にも会ったよっ」

「そっか。
…と、そっちは友達?」

春樹君がそう言って咲ちゃんの方を見る。

そうして軽く自己紹介をすると

咲ちゃんはさっきと同じく、

すぐにこわばった表情を和らげた。
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