幼なじみはトップのヤンキー!?
うぅ…迷惑かけちゃったなぁ…

そう思って春樹君の方を向く。

「うぅ〜…春樹君もごめんね?なんか迷惑かけちゃって。あ、隣座って?」

「お、サンキュー」

春樹君はそういうとにかっと笑って

私の隣に腰掛ける。

そのまましばらく沈黙が続いて、

不意にあ、と声をあげる。

「どうした?」

「あ、はる君がね、向こうに…ほら、あそこっ」

そう言ってパッと顔を輝かせながら

はる君の方を見ると、

はる君の隣にあの綺麗な人がいて…

二人でなにか喋ってて、

綺麗な人が笑ったのが見えて…

「結乃ちゃん?」

つい俯いてしまった私を見て

春樹君が声をかけてくれる。
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