幼なじみはトップのヤンキー!?
「ありがとぉ〜!」

「いえいえ。笑顔になったならよかった」

あ…

春樹君、元気付けてくれたんだ…

「…ありがとう、春樹君」

「おうよっ」

そう言ってにかっと笑う春樹君。

そんな春樹君に私も微笑み返して

チョコをじーっとみつめて再び春樹君を見る。

「…と、ところで春樹君、今度はあの有名店のゼリー持ってたりしない?」

「おいおい、俺お菓子ボックスじゃねーんだけど?」

そう言って顔をしかめる春樹君につい笑ってしまう。

「ふふっ、あははっ!」

春樹君はそんな私に優しく微笑みかけてくれて、

さっきまでのもやもやした気持ちはすっかり消えていた。
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