幼なじみはトップのヤンキー!?
「ねえ真奈ちゃん…
どうやったら真奈ちゃんみたいに大人っぽくなれるの〜…?」

「…え?」「…は?」

はる君と真奈ちゃんが同時にそう言って

心の底から怪訝そうな表情をする。

「…ゆーちゃん、どうしたの??」

「うぅ…」

そう言ってカウンターに突っ伏す。

…自分でもわかんない。

なんで急にこんなこと思ってるのかとか、

…なんで自分が子供っぽいって思ったとき、

はる君と一緒にいたあの綺麗な人の

大人っぽさを思い浮かべちゃったのか、とか…

私はカウンターから頭を上げると、

「…テーブルセットしてくる…」

とだけ言ってはる君がいる場所から離れた。
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