幼なじみはトップのヤンキー!?
「じゃあこれで…はい、完了」

はる君と…あの文化祭のときの人。

二人が並んで歩いているのを見て、

胸がズキンと痛む。

はる君…

ぎゅうう…と胸元を掴むと

はる君がふとこっちを見て目が合った。

「結乃?」

はる君は少し驚いたようにそう言って

こっちに向かってくる。

そうして私の隣にいる春樹君を見て

顔をしかめた。

「おいおいそんな顔するなよ、
結乃ちゃんがお前のこと待ってたからちょっと付き合ってただけだって」

「へえ…」

春樹君の説明に

はる君はそういうと再び私を見て、

その視線になぜか胸がドキッと高鳴る。

ドキドキドキドキ…

へ、変な感覚…

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