幼なじみはトップのヤンキー!?
…なんかよくわからないが…

…機嫌は治ってたな。

そう思って結乃の言動を

不思議に思いながらキッチンに向かう。

「あら悠真君っ!わざわざありがとう〜」

「いえ」

そう言いながら差し入れを渡すと

あ、そうそう…と

声をかける千里さん。

「…結乃ね、
あの子今日なんだかやる気出してて
勉強してるみたいなんだけど…

…あの子勉強苦手でしょう?
私も数学はさっぱりだし…
よければ悠真君、教えてあげてくれない??」

「いや、俺は構わないですけど…」

…結乃がな。

今日のあいつ、どう考えてもおかしい。

「あ、結乃なら大丈夫っ!
学校でなにかあったのか
ちょっと落ち込んでたみたいだけど、他でもない悠真君だもの」

そう言って微笑む千里さんに

俺も微笑み返す。

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