幼なじみはトップのヤンキー!?
そうして放課後…

「結乃、はる君お迎えきてるけど、
いかないの??」

咲ちゃんの言葉にうぅ〜…と唸りながら

窓の方を向く。

…来てるよね。うん、来てる…

でもなんか…

「なんかいきたくないー!!」

「!?どうしたの結乃??
いっつも走っていってるのに…」

そう言う咲ちゃん

なにも言えずにうぅ〜…と唸り、

ゆっくり席から立ち上がる。

…だってなんか、

なんか会いたくないんだもん…

け、けどやっぱり会いたい…

…うぅ〜!なんじゃこりゃぁ〜!!

「っ…いいやっ!
咲ちゃん!私いくねっ、また明日!!」

「う、うん…また明日…」

咲ちゃんは私に引きつった笑みで

そう言って手を振る。

私はそんな咲ちゃんにうんっと頷いて

校門まで走り出した。

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