幼なじみはトップのヤンキー!?
「…考えてることダダ漏れ」

「えっ…ええ!?声に出してた…!?」

やだっ、完全に無意識…!!

「…んなことないけど、顔に出てる」

う……

「…風宮悠真がもしあの女と付き合うことにしてたらどうするの」

不意にそう言った朔君の言葉に

きゅっと唇を噛む。

「……仕方…ないもん…
篠加さん美人だし、
私よりもはる君と並んでて様になってるし…」

そう言って俯くと、

朔君はへぇ?と冷たい声を出す。

「諦めちゃうんだ?」

「っ…だ、だってっ…!「そんな根性ならそれってほんとに好きなわけ?
ただの幼なじみの延長じゃないの?」

その言葉にカッとなって朔君を睨む。

「っ…違うっ…
好きだよ、はる君のことっ…でもっ…
…はる君が篠加さんのこと好きなら、仕方ないじゃないっ…」

< 219 / 270 >

この作品をシェア

pagetop