幼なじみはトップのヤンキー!?
「……お前と高代が抱き合ってるとこ見た」

そう言うはる君にさっきの倍以上

鼓動が速く、

嫌な音を立てるのがわかる。

ドクンっドクンっドクンっドクンっ…

「ち、違うの、あのね、朔君はねっ…「…違う?なにが」

はる君がそう言って、

いつもとは違う

怒気を含んだはる君の声に

なにも言えなくなってしまった私から目をそらす。

「……まあ悪くないだろ。
最近更生したって噂もあるからな」

え…

「ど、どういう…こと…?」

そう言うとはる君は

私に目をやって一言。

「よかったな、
念願の"好きな人"ができて」
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