幼なじみはトップのヤンキー!?
そう思うと再び涙が溢れてきそうになって、

慌てて目をごしごしこする。

泣かない泣かないっ…

もう十分泣いたもんっ…

そう思いながら気分転換でもしようと

再びスマホに目を落とすと、

不意に連絡先を開いてしまい、

朔君の名前が目に飛び込んでくる。

……朔君…起きてないよね、

こんな時間に…

そう思いつつもおそるおそる通話ボタンを押す。

…プルルルル…プルルルル…

…って!私なにやってるのっ!?

こんなの朔君にすっごいめいわっ…

『…………なに』

「さ、朔君っ、起きてたのっ?」

『……………"起こされた"、だよ』

うっ…だよね…

「ご、ごめん…」

『ほんとにね…
はあ〜…………で?』

「え?」
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