幼なじみはトップのヤンキー!?
黒瀬はそう言うと

はぁ…とため息をついて

再び口を開いた。

「…決行は今日の放課後だって白石さんが言ってた。
ちょうど喧嘩中かなんか知らねーけど、風宮はその女のとこに行ってねぇらしい。
……やるなら今だろ」

白石、ね…3年のトップか。

黒瀬の言葉を最後まで聞いてから、

スッと目を細めゲスを置いて

黒瀬を追う。

「…おい、あんた」

「あ?
…ああ、2年のトップの…高代か。
間近で見たの初めてだわ。
噂通りのきれーな顔してんな」

そう言ってニヤニヤ笑う黒瀬に

睨みを利かす。

「……今、物騒な会話聞こえたんだけど?」

「ああ、風宮の女の?
ついでにお前も来る?
お前も風宮のこと恨んでたろ」
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