幼なじみはトップのヤンキー!?
結乃side

「はあ…」

大きなため息をこぼして

昇降口をあとにする。

校門を見ると

なぜかはる君の学校の制服を着た人が

たくさんいるけど、

その中には当然はる君はいない。

とりあえず話すべきだよね。

じゃないとなにも始まらない…。

はる君と同じ制服を着た人たちの隣を横切っていく。

…今日の夜…

今度こそだよ、今度こそちゃんと謝って、

告白して…

…うん、そうだよ。そうしよう。

そう思って少しだけすっきりした気分で

俯いていた顔をあげると…
< 246 / 270 >

この作品をシェア

pagetop