幼なじみはトップのヤンキー!?
「っ…だ、から…違うって…
はる君っ…全然わかってないっ…」

そう言ってとどめなく溢れる涙を拭いながら再び口を開く。

「昨日なんで私が泣いたかわかるっ…?
はる君が私と朔君がお似合いだなんて言うからっ…!
私がほんとに好きなのははる君なのにっ…」

言ってしまってからはっとした。

パッと顔を上げると、

まばたきを繰り返すはる君…

「…おま……
は…?なに言って…」

「っ…だ、だからね、はる君…」

ドクンドクンと鼓動が早い。

頬が熱くなって今にも心臓が破裂しそう…

「…好き…
私、はる君が好き…っ」

そう言ってぎゅっと目を瞑ると…
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