幼なじみはトップのヤンキー!?
「…どうした?」

さ、さっきよりなんかトーン低い…?

そう思っていると少し高めの男の子の声が聞こえてくる。

「いや、客?」

「…ああ、ちょっとな」

はる君がそう会話している中チラッとその人を見てみる。

…う…わぁ…

まず初めに見えたのは金色の髪。

続いて整った顔といくつも空いたピアスが見えて、

最後に着崩した感じの服。

いわゆる…不良…さん…

「…あれ?その子…」

その不良さんがはる君の後ろ、つまり私の方を見る。

ひいいぃぃ…なんか目つきが怖いよぉ〜!

「…悠真〜、その子が"結乃ちゃん"?」

「えっ…?」

なんで私の名前…

そんな一方ではる君は無言でため息をつく。

するとその不良さんは私の方に来てにこっと微笑んだ。
< 26 / 270 >

この作品をシェア

pagetop