幼なじみはトップのヤンキー！？

「え！？わ、私！？」

「うっわ気づいてなかったよ〜
まさかの」

「可愛い〜！」

そう言って私を囲む数人の男の子たち。

「え、あ、あの、私、人を待ってるのでどいてくれませんか…？」

このままじゃはる君見えない…

「プハっ、マジ天然ちゃんだよ〜！」

「マジ可愛い！！天使みたい！」

「ててて天使！？」

そんなわけないよ！

っていうかほんとに見えないっ…

「ごめんなさいっ、はる君を待ってるのでっ…」

私はそう言うとスルリと抜け出して校舎に向かって走り出した。

すると後ろから罵声が飛ぶ。

「逃げんなよ〜！」

「チッ、つっまんね〜」

ひぃ〜！！