幼なじみはトップのヤンキー!?
ドンっ!!

「ひゃっ!?」

「うわっ!」

不意に人にぶつかってお互いに倒れこむ。

「いたた…ご、ごめんなさいっ!!
大丈夫ですか!?」

しまったぁー!

はる君のことばっかりで周り見てなかったよ…!

「痛っ…はぁ、最悪……
……あ、大丈夫です。
すみません」

そう言って顔を上げるその人の顔を覗き込む。と…

なんと、か、かなりの美少年…!!!

その人も私を見て一瞬固まってから、

すぐにきれいな笑顔を

見せながらサッと立ち上がる。

「ごめん、立てる?」

そう言って手をスッと差し出す美少年さん。

「あ、ありがとう…ございます…」

そう言っておそるおそる手を出すと

グイッと引っ張られた。
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