幼なじみはトップのヤンキー!?
はる君があんなこと言うのは珍しいし、けど…

チラッと朔君を見る。

…もしかしたらただ仲が悪いだけかもしれないしね…!

「うんっ、いいよ!」

「そっか、よかった。
……これで風宮悠真も終わるな」

「え?」

朔君、今なにか言った…?

すると朔君は再び笑顔で私を見る。

「いや、なんでも。じゃあ行こうか」

朔君はそう言ってナチュラルに私の手を取り、

私は一瞬ビクっとしながらも、

その手を離そうとはせずに

そのまま駅周辺をぶらぶらと歩き出した。
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