君までの距離
この場所で  裕也side

仕事は忙しかった。本当、嫌になるくらい。だけどその忙しさで、他に考えなくてはいけないことを締め出せた。



ほんの少しでも気を抜くと、自分の気持ちはさ迷い出して求めだす。




逃げられないように…腰が立たなくなるくらい、抱き潰しておけばよかった。

自分しか見えなくなるくらい、惚れさせておけばよかった。

ずっと側に居させることが出来るくらい自分に力があったら良かったのに。

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