リンゴジュースが好きな君
そんな事言っても
あの子に会えるはずもなく。
地獄の生活が終わるはずもなく。
今日もまたあのベンチに足を運ぶ。
「晴くぅんっ…キャー」
うざったい…
俺はまた携帯をいじっていた。
だけど…なんとなく
ただ…何も考えずに顔をあげた。
あれ??あの子は…林檎の子じゃないか…
ちょっとまてよ…
俺は幻覚なんじゃないかと思って一度地面を見た。
そしてまた上を見た。
やっぱり…君だ。
相変わらず…林檎みたいだな。
だけど何を見てるんだ??
俺…なわけないか…