リンゴジュースが好きな君




そんな事言っても
あの子に会えるはずもなく。
地獄の生活が終わるはずもなく。


今日もまたあのベンチに足を運ぶ。





「晴くぅんっ…キャー」


うざったい…
俺はまた携帯をいじっていた。


だけど…なんとなく
ただ…何も考えずに顔をあげた。







あれ??あの子は…林檎の子じゃないか…



ちょっとまてよ…

俺は幻覚なんじゃないかと思って一度地面を見た。


そしてまた上を見た。



やっぱり…君だ。
相変わらず…林檎みたいだな。


だけど何を見てるんだ??
俺…なわけないか…



< 5 / 18 >

この作品をシェア

pagetop