カテキョ。

しばらく静かな時間は続いていた。

2機目の飛行機が離陸して見えなくなると、先生は話を始めた。

今まで見たことのないとても真剣な横顔だった。

「知佳。この前告ってくれたじゃん?」
「……はい。」


急に1ヵ月前の告白の話をされたからあたしは驚いた。

急に先生が告白の話を持ち出した意図が分からなくて混乱した。
先生が、何を言いたいのか分からないから一瞬にしてあたしは悪い結果を考えてしまい、その場から消えてしまいたかった。

< 105 / 339 >

この作品をシェア

pagetop