カテキョ。
ショウヘイと向かいあおうと決めた日から、あたしはショウヘイと心の距離を埋めようと必死だった。


受験間近でもあたしはショウヘイに会えるよう試みた。

ショウヘイのことが好きだと、あたしはショウヘイの彼女なんだと自己暗示をかけていた。


ショウヘイはあたしの気持ちに気付いているのか、ますます会う度に身体を求めるようになっていた。


先生とは、文化祭以来連絡をとっていなかった。
 

そんな日々が続きながら、時間は一日一日確実に過ぎていった。

あたしの受験が近づいていった。
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