カテキョ。
悩んだ末、あたしは決意した。

〝title:Re:
久しぶりです!日曜に居ましたよ。ガソリンスタンド!先生見かけました〟

そうやって返信した。


まだ心の中は揺らいでいたけれど、このメールのせいで、あたしはシンちゃんや先生との関係が、どうなっても後悔しないことだけは心に決めていた。


あたしはただ、以前のように先生との関係に何も逆らわず、さようならすることが嫌だった。

しっかり自分自身に決着をつけておきたかった。
 
< 252 / 339 >

この作品をシェア

pagetop