ぐっど さまー

泣いて、泣いて、泣きまくって。
夜も全然眠れなかった。


次の日、今までに無いくらいの
不細工な顔で……。

ママにはしんどいって嘘をついた。

あーあ、学校、休んじゃった……。



夏樹、怒ってるかな?
私のことなんて気にしてないのかな?

そう思うと涙が止まらなくて
結局ずっと泣いてた。


ピンポーン♪


家のチャイムが鳴って数分後、いきなり
部屋のドアがあいた。

見ると、私の大好きな人。
会いたくて仕方なかった人。


「ユリ。何で泣いてんの。」


「な、いてないよ?嫌だ、何でッ。」


「ユリが心配だったから。」



そうやって、私を舞い上がらせる。
期待しちゃう。

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