チャラ男くんの忠実なる犬
「昨日!お前俺とここに来たんだよ。
そこまではいい。いいとする。」


私、着いてったのか…


「で、何で怒ってらっしゃるの?」


「お前も俺も酔っぱらってたからな、それなりにいい雰囲気だったわけ。
なのに!なのにだ。」


ゴツンとおでこをつけられた。


え…近い…


「お前、いきなり泣くし。」


「え?」


「フラれたとか言ってたな。」


「それで?」


「俺の服に吐いた。」


吐いた。


吐いた?


「嘘…ちょっとごめんなさい!服代払う!」


「本当、マジどうしてくれんの?」


やってしまった。


「反省します。弁償します。何でもします。」


頭が上がらない。


こんなカッコだけど。


「あ!じゃあしてないのか!」


「おい、納得すんな!
してないけど!」


あ~人生最大の失態です。



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