チャラ男くんの忠実なる犬
とりあえず…
私の服は無事だったから
着替えて近くのショップに来た。


とりあえず、トップスだけでいいらしくシンプルなロンティーを買った。


そしてまたホテルの部屋に戻った。


「申し訳ありませんでした。」


「別にいいんだけど。」


いや…謝るしかできません。


「とりあえずこれ、ロンティ。」


「おう。サンキュ。」


お礼だけ言って、
上半身裸のままベッドで
タバコにひをつけた。


お~まじまじ見ると…
まあイケメンだ。


体とか色っぽいし。


っていけない。
私は反省中。


「何してんだ?。
床に正座って。」


「反省中なんで…」


「ぷ…ハハ。なんかかわいいなそれ。」


可愛い?どこが!


「真面目なんですが。」


「はいはい。
あ~うん。決めた。」


急になにかをひらめいた風間欄。


「えっと?」


「フラれた捨て犬。
俺が拾ってやろうかな~」

甘い声で言わないで。



「拾わなくて結構…
は、早く服を着なさい。」


「ん~つか強制。」


「はあ?」


「華は今日から俺の犬。」


ワンワン!



< 14 / 214 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop