チャラ男くんの忠実なる犬
男たちに無理矢理連れてかれそうになっている麗奈。


「なーお前等さ、その子返してくんない?」


「あ?誰こいつ…知り合い?」


麗奈は俺を見てから、
首を横にふった。


おい、マジかよ。


「知らねえってよ。
さっさと消えな。」


「ふざけんな…
俺のだから!!」


ぐいっと麗奈を引っ張り、男たちから引き剥がした。


麗奈のバカ。
恐いくせに…
震えてんじゃん。


そいや前にもあったけ。


こんなこと…


「お前等、さっさと消えろ。」


低い声で、睨み付けた。



麗奈には見せたことない
くらい多分俺の顔、ひでえ…


相当恐い…



あん時と感情が違うし。



大切なやつだから。



守んなきゃだから。




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