チャラ男くんの忠実なる犬
ソファーに座るなり
私の肩に顔をうずめる欄。


「どうしたの?欄。」


「余裕なんかあるわけないだろ。」


「へ?」


「あんなイケメンがさ、
幼なじみだぜ?
おまけにあっちはガチのモデル。
いろんな意味で俺負けてる。」


「負けてる?そんなことないよ。」


モデルとしては、
あっちはプロなんだから
当たり前。


理斗のモデル姿は
本当にかっこいい。


でも私の中では欄が一番で…

やっぱり欄の存在は
とてもおっきいんだよ。


「華…キスして。」


甘えた欄…


「皆いるよ。」


「影になってて見えねえよ?」


埋めたまんま甘えたように言う欄。


立場逆だよね!?


ガブガブ…


「いたっ!」


「早く~」


も~噛みぐせ直してよ。


このままじゃ、噛みちぎられそうなのでおでこにキスした。


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