チャラ男くんの忠実なる犬
会場ステージ裏に見える、
人影…


そこには、華が理斗に…


抱きしめられていた…


「マジかよ…」


予感はしてた。


いつか理斗にとられるんじゃねえかってさ。


華、いなくなる?



すぐに止めに行けば良かった…


けど足が動かなくて、
ただその場にいるしかなくて。



華が遠くに見える。



イライラより、
不安で…


またいなくなんじゃねえかって。



幼なじみでいる時間と
俺との時間は、違くて。


知らない華がたくさんいるんだって。


そう思ったら
俺って全然かなわないとか思って…



控え室に戻るしかできなかった。






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