チャラ男くんの忠実なる犬
「放課後デート~」


何故か、手を繋がれたままカフェにやって来た。


「何でアンタとカフェに来なきゃならないの。」


「こーゆうのいいじゃん。
制服のまま、放課後デート的な?」


「別に私とじゃなくていいじゃん!
風間欄にはたくさん女の子がいるんだし!」


「いるよ。俺イケメンだし。でもそいつらは、デートするようなやつらじゃないもん。」


「ひっど…
デートって…
私、彼女じゃないし。」


「そっか。じゃ散歩。」


また犬扱い!


確かにさ、制服デートとかしてみたかったな。


ヒロトは大学生だったから。


「風間欄の奢りだからね!」


「はあ?何で!」


「私、ペットだし。」


「はあ~そーゆう時だけ!」


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