チャラ男くんの忠実なる犬
ぐいっと引っ張られ、
倒れこんだ膝の上。


「つーかまえた。」


そう言ってまた頭を撫でられる。


嫌いではない。


こんな風にヒロトに甘えたことなかったな…


「眠くなる。」


「お前って実は甘えた?」


「ち、違うし!」


「そーか。甘えたか。
嫌いじゃねーな。」


頭を優しく撫でられたら
瞼を閉じていた。





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