チャラ男くんの忠実なる犬
ん~どんだけ寝るんだ。
この犬。


もう昼休みだよ。



華の携帯鳴ってるし。


多分、友達の麗奈ってやつ。


ん~起こしてやるかな。


「華。」


「……スースー。」


「おい、華ー。」


体を揺すっても全く起きない。


「おい、華!起きねえと食うぞ!」


「ん…眠い。」


寝起き悪いのな。


「ふーん?じゃあありがたく食わせてもらうな。
華ちゃん。」


「…わかった!起きます!」


バッと離れて起きた華。


でも目はトロンとしている。


「寝たろう。」


「居心地よくてつい。
もう授業終わった?」


「昼休み。チビのエサタイム。」


「ひ、昼休みー!?
何で起こしてくれなかったの!」


「起きなかったのはチビだろうが!」


「はい。すみません。
戻ります。」


しっぽと耳下げて、
去ろうとする。


あ~最高だな。


俺ってこんなSだったか。


初めてあった時も、
しっぽと耳さげて、涙めで反省してたっけ。


マジでツボ。




首輪つけたいくらいだな。



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