チャラ男くんの忠実なる犬
華は診察中。


「ウチの華は!?」


パタパタと病院内を走ってきた華そっくりの人。


「あの、華のお母さんですか?」


「うわ!イケメン!華の彼氏!?」


目をキラキラさせて
俺に抱きついてきた。


犬体質…


「おんなじ学校の風間です。今診察してます。」


「そうなの。
風間くん、ありがとう。」

「いえ。じゃあ俺は失礼します。」


「わざわざありがとう!
あ、華をよろしくね。彼氏くん。」


いや、だから彼氏じゃねえって。



まあいいや。



とりあえず、一安心か。



ったく…ハプニングすぎだろ。



バカ犬。





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