チャラ男くんの忠実なる犬
「欄、最近相手にしてくんないから。もしかしてさ、好きなやつでもできた?」


「好きなやつなんかいねえよ。」


「じゃあ、今日相手してよ。暇だしい。」


きっつい香水の匂いを撒き散らして、
べたべた俺に巻き付く。


「里奈ー、悪いけど俺もうそーゆうのやめたー。」


「は?」


「なんか萎える。
セフレとかもういらねー。じゃーな。」


里奈だけじゃねえ。
なんつうか華がいればいいや。


体なんかやんなくても
一緒にいるだけでいい。




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