チャラ男くんの忠実なる犬
イライラしながら、
裏庭に向かう。
屋上はあちいから。
タバコに火をつけ、
煙を吐き出した。
「イライラしてんね。」
「里奈…」
まだ俺につきまとう気かよ。
「櫻井華。」
何で里奈が華の名前を?
「お前、まさか。」
「ムカツクからさー。
叩いちゃった。」
「お前か…ふざけんなよ。」
イライラした上にさらにイライラがつのり、限界が来ている。
だから、里奈と言えど
容赦しないつもりでいた。
「ずるいじゃん。
あの子だけ。体もあげてないのに側にいてさ。
私なんかずっと好きなのにただのセフレだもん。」
ずっと…好き?
「意味わかんねーよ。」
「だから、ずっと好きなの!欄が!なのに、欄はあの子ばっか大事にしてさ。
関係きるとか言うし。
そしたら私…側にいらんないじゃん。」
「だからって。華は関係ねえじゃん!」
「仕方ないじゃん。
欄に言っても…伝わんないじゃん。」
泣きながら里奈が言った。
「里奈…」
俺、里奈も女はみんな
体あげりゃ喜ぶって思ってたから。
気づかなかった。
「本気なんだな。俺に…」
「けど、無理なんでしょ?」
「悪い。
勝手だったな。散々使っといて。」
「そうだよ!
欄は酷いやつだよ!」
だな。
俺って最低だよな。
こうなったのも…
華が叩かれたのも俺のせい…
裏庭に向かう。
屋上はあちいから。
タバコに火をつけ、
煙を吐き出した。
「イライラしてんね。」
「里奈…」
まだ俺につきまとう気かよ。
「櫻井華。」
何で里奈が華の名前を?
「お前、まさか。」
「ムカツクからさー。
叩いちゃった。」
「お前か…ふざけんなよ。」
イライラした上にさらにイライラがつのり、限界が来ている。
だから、里奈と言えど
容赦しないつもりでいた。
「ずるいじゃん。
あの子だけ。体もあげてないのに側にいてさ。
私なんかずっと好きなのにただのセフレだもん。」
ずっと…好き?
「意味わかんねーよ。」
「だから、ずっと好きなの!欄が!なのに、欄はあの子ばっか大事にしてさ。
関係きるとか言うし。
そしたら私…側にいらんないじゃん。」
「だからって。華は関係ねえじゃん!」
「仕方ないじゃん。
欄に言っても…伝わんないじゃん。」
泣きながら里奈が言った。
「里奈…」
俺、里奈も女はみんな
体あげりゃ喜ぶって思ってたから。
気づかなかった。
「本気なんだな。俺に…」
「けど、無理なんでしょ?」
「悪い。
勝手だったな。散々使っといて。」
「そうだよ!
欄は酷いやつだよ!」
だな。
俺って最低だよな。
こうなったのも…
華が叩かれたのも俺のせい…