太陽と私と
9時にお店が開店すると、少しずつお客さんが花を買いにくる。


お客さんの接客をしたり、結婚式のブーケの注文を受けたり、デザインを考えたり…いろいろ忙しくなる。



「紗凪ちゃーん!配達お願いできるかしら?」


注文の電話を受けていた和嘉子さんが言った。



「はい、いいですよ?」


「これ、伝票だから」


和嘉子さんは私に伝票を渡すと、電話に戻った。


「城下3丁目…」


配達にはflower花井とかかれたトラックを使うのだけれど、お店から近いので車ではなくバイクで向かった。
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