太陽と私と
泣いている大翔の背中を撫でながら言った。



「大翔、新しいの作っちゃおうっか!」


「…うん」


大翔を抱っこして大翔の部屋にある布のいくつかを広げた。


「大翔、布どれがいいか選んで?」


大翔が指さしたのは、破けた巾着の星柄とまた違ったブルーの生地で少し大きめの星がプリントされた布だった。


「これでいい?」


大翔はコクンと頷いた。






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